先日、私は幸せなお金の使い方について考えてみました。
まだ、幸せなお金の使い方の正解にはたどり着いていませんが「ユニセフ」に定額募金を始めることにしました。
今回はなぜ募金先としてユニセフを選んだかについてお話しします。
みなさんに募金をするよう勧めようと思っているわけではありません。
この記事を書くことで、自分の考えを整理し自分が目指したいものは何かを探ています。
目次
ユニセフとは

ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は貧困に苦しむ世界の子どもを救うために活動している組織です。
ユニセフの特徴
- 世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国連機関
- 約190の国と地域で活動
- 目指すもの:すべての子どもたちが、生き延び、健やかに成長するための平等な機会を得られる世界
- 主な活動分野:保健・HIV/エイズ・水と衛生・栄養・教育・子どもの保護
- 活動資金:個人や企業、団体、各政府からの募金や任意拠出金
世界には、生後1か月を生きることができない子どもが年間250万人もいるそうです。
また、先進国なら助かるはずの肺炎、下痢、マラリアで、年間約150万人の子どもが命を落としているそうです。
日本ではあたりまえに受けられる予防接種を受けられずに命を落としたり、栄養不良で亡くなってしまったり・・・・・・。
生まれた場所がその土地であるだけで今も多くの子どもが亡くなっています。
そんな貧困や病気で苦しむ子どもたちを救うためにユニセフは活動しています。
募金先としてユニセフを選んだ理由
理由1:世界の貧困層へ寄付したいと思ったから
ユニセフを選んだ大きな理由として、貧困で苦しむ子どもを助けたいという気持ちがあったことが挙げられます。
世界の子どもへ関心を持ったのは小学生の時に出会った1冊の本がきっかけです。
最近その本を読み返し、世界の子どもたちについて改めて考えるようになったので紹介させていただきます。
あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
この本には、1992年6月ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた国連の地球環境サミットで、当時12歳の少女セヴァン・カリス・スズキさんが語ったスピーチの全文が書かれています。
約6分間の短いスピーチですが、貧困や環境問題について訴えた素晴らしいスピーチで、子どもながらに衝撃を受けたことを今でも覚えています。
このスピーチの中で、セヴァン・カリス・スズキさんは私にこう問いかけました。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
あなたが世界を変える日-12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ より
ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
家もなにもないひとりの子どもが、わかちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
安心して眠りにつける場所もなく、十分にご飯を食べられない貧しい子どもたちが世界にはたくさんいる。
12歳のセヴァン少女がこのことに気づき、そしてスピーチを通じて小学生の私にそのことを教えてくれた。
当時、世界の子どもを私も助けたいと思ったはずなのに、大人になった今でも何もできていない。
そんなことに気がつきました。
セヴァンさんが言うように、家・食べ物・服・薬、すべてをもっている私がこんなに欲深いのはどうしてなのでしょうか。
「わかちあうこと」
これは私がこれから考えていかなければならないことかもしれません。
セヴァンさんはスピーチで環境問題についても
「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」
と私たちに力強く訴えています。
私の言葉がつたないため、このスピーチの素晴らしさを伝えきれず悔しいです。
ぜひみなさんに読んでいただきたい本です。
世界がもし100人の村だったら
この本は「あなたが世界を変える日」に感銘を受けた私に、当時母が勧めてくれた本です。
世界には63億の人(2020年現在は75億人以上)がいますが、もし100人の村だったらどうなのか、人数で世界の現状を教えてくれます。
村に住む人びとの100人のうち
20人は栄養がじゅうぶんではなく
1人は死にそうなほどです
でも15人は太り過ぎです
(中略)もしもあなたが
世界がもし100人の村だったら より
空爆や襲撃や地雷による殺戮や
武装集団のレイプや拉致に
おびえていなければ
そうではない20人より
恵まれています
日本での生活は世界では当たり前ではない。
今の私の生活がどんなに恵まれているのか、世界にはどんな生活があるのかを考えさせられます。
これらの本をきっかけに私は世界の子どもに目を向けるようになりました。
「私が助けたい人」を救える組織の一つにユニセフがあると思い、今回募金先としてユニセフを選びました。
理由2:信頼できる組織だと思ったから
ユニセフは次の理由から信頼性が高い組織であると考えています。
- 公益財団法人であること
- 歴史があること
- 会計報告・活動実績が公開されていること
公益財団法人であること
公益財団法人とは「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」に基づいて設立され、公益事業を行う法人のことです。
内閣総理大臣または都道府県知事から認定をクリアしなければ公益社団法人になることはできません。
公益社団法人になるための厳しい条件をクリアしたユニセフは社会的信頼性が高いと考えました。
歴史があること
ユニセフは1945年からの歴史があります。
日本ユニセフ協会は1955年に設立しました。
歴史が長いことも信頼できる一つの理由です。
現在では多くの企業がユニセフの活動を支援しています。

会計報告・活動報告が公開されていること
ユニセフの活動は、すべて募金と各国政府の拠出金により成り立っています。
ユニセフのHPには収支報告や活動報告が記載されています。


活動報告についてはこちらにまとめられています。
興味がある方は見てみてください。
最後に
自分が思っていることをブログに少しずつ書き出していると、私は世界の子どものために何かしたい気持ちがあると気づきました。
幸せなお金の使い方の一つとして、ユニセフへの募金は私にとって良い選択かもしれません。
引き続き、幸せなお金の使い方について考えていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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